ことば辞典ことばから、世界がひらく。心理学ことば辞典
藤の咲く丘の図書室。赤いスカーフと青緑のリュックの旅猫が入口の階段を上り、建物に入ろうとしている

心理学ことば辞典

自分と人の行動が、少しわかる。

なぜ気になる? なぜ選ぶ? なぜ続く?
心と行動のしくみを、ことばと身近な例から。

ことばの入口:認知バイアス自己効力感習慣

基本の31語 / 5つのカテゴリー

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用語一覧

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31語 / 31語

認知・記憶

記憶

きおく · Memory

経験や情報を取り込み、保ち、あとで使えるようにする働き。覚えた量だけでなく、どのように取り出すかにも注目します。

認知・記憶

知覚

ちかく · Perception

目や耳などから入る情報を、物や出来事としてまとまりをもってとらえる働き。刺激を受けるだけでなく、意味づける過程を含みます。

認知・記憶

注意

ちゅうい · Attention

たくさんの情報の中から、あるものに心の処理を向ける働き。自分から向ける場合も、音や動きなどに引きつけられる場合もあります。

認知・記憶

認知

にんち · Cognition

情報を受け取り、意味をつかみ、覚えたり考えたりする心の働き。知覚・記憶・推論・判断などを含む広いことばです。

認知・記憶

認知負荷

にんちふか · Cognitive Load

理解や作業のために必要になる、心の処理の負担。条件を覚えたまま比べたり、操作方法を探したりするときにも生じます。

認知・記憶

メタ認知

めたにんち · Metacognition

自分の理解や考え方に気づき、それを確かめたり調整したりすること。「わかったつもり」を見直すときにも関わります。

認知・記憶

ワーキングメモリ

わーきんぐめもり · Working Memory

作業に使う情報を一時的に保ち、その情報を扱う働き。計算や文章理解など、覚えることと処理することが一緒に必要な場面に関わります。

判断のしくみ

アンカリング

あんかりんぐ · Anchoring

不確かな数値などを判断するとき、最初に示された値や初期の見積もりに、その後の判断が引き寄せられる傾向です。

判断のしくみ

確証バイアス

かくしょうばいあす · Confirmation Bias

もともとの予想や考えを支持する情報を集めたり重く扱ったりし、反する情報を十分に探さない・扱わない傾向です。

判断のしくみ

損失回避

そんしつかいひ · Loss Aversion

失うと感じることを重く受け止め、それを避けようとする傾向。何を基準に「得た・失った」と考えるかにも関わります。

判断のしくみ

認知的不協和

にんちてきふきょうわ · Cognitive Dissonance

自分の考えや態度、行動の間に食い違いがあるときに生じる、不快な心理状態。その食い違いを小さくしようとする過程も研究されます。

判断のしくみ

認知バイアス

にんちばいあす · Cognitive Bias

情報の受け取り方や判断に生じる、一定の方向への偏り。確証バイアスやアンカリングなど、異なる仕組みを含む総称です。

判断のしくみ

フレーミング効果

ふれーみんぐこうか · Framing Effect

問題や選択肢をどのような枠組みで示すかによって、受け止め方や判断が変わること。何を強調するかにも目を向けます。

感情と自分

感情

かんじょう · Emotion

自分にとって意味のある出来事に関わる、感じ方・身体の変化・行動などを含む反応。うれしさや不安などを、複数の側面から考えます。

感情と自分

感情調整

かんじょうちょうせい · Emotion Regulation

感情の生じ方、強さ、続く時間や表し方などに関わる過程。気持ちを抑えることだけでなく、状況のとらえ直しなども含みます。

感情と自分

自己概念

じこがいねん · Self-Concept

自分をどのような人として理解しているかという、特徴・役割・技能などのまとまり。自分についての記述や評価を含みます。

感情と自分

自己効力感

じここうりょくかん · Self-Efficacy

ある状況で必要な行動を、自分はできそうだととらえる見通し。実際の能力や、自分全体への評価とは区別します。

感情と自分

自尊感情

じそんかんじょう · Self-Esteem

自分の特徴やあり方を、どの程度肯定的・価値あるものとして評価しているか。特定の課題をできそうだという見通しとは異なります。

感情と自分

内発的動機づけ

ないはつてきどうきづけ · Intrinsic Motivation

報酬や評価を得るためだけでなく、活動そのものの楽しさや関心から取り組むこと。取り組む理由に注目する概念です。

学習と習慣

オペラント条件づけ

おぺらんとじょうけんづけ · Operant Conditioning

行動のあとに生じる結果との関係によって、その後の行動が変わる学習。行動が増える強化や、減る罰を区別します。

学習と習慣

学習

がくしゅう · Learning

経験を通して生じる、行動や知識などの比較的持続する変化。学校の勉強だけでなく、日常で身につけることも含みます。

学習と習慣

観察学習

かんさつがくしゅう · Observational Learning

他者の行動やその結果を観察することを通して学ぶこと。自分で直接経験するだけでなく、誰かの行いから知る場合を扱います。

学習と習慣

強化

きょうか · Reinforcement

行動のあとに生じた結果との関係によって、同じような状況でその行動が起きる可能性や回数が増えること。ここではオペラント条件づけの意味を扱います。

学習と習慣

古典的条件づけ

こてんてきじょうけんづけ · Classical Conditioning

刺激どうしの関係を経験することで、もともとは反応を起こさなかった刺激にも反応するようになる学習。出来事を予期する働きに関わります。

学習と習慣

習慣

しゅうかん · Habit

特定の状況の手がかりと結びつき、あまり意識せずに繰り返すようになった行動。単に頻度が高いことだけでなく、自動的な面に注目します。

人との関わり

帰属

きぞく · Attribution

行動や出来事の原因を、何に求めて説明するかということ。本人の特徴や努力だけでなく、状況や偶然などにも目を向けます。

人との関わり

共感

きょうかん · Empathy

相手の立場からその人の経験を理解したり、感じ方を自分にも感じたりすること。意見への賛成や、助ける行動とは区別できます。

人との関わり

社会規範

しゃかいきはん · Social Norm

ある集団で、どのように振る舞うのが適切かについて共有される期待や基準。明文化された決まり以外にもあります。

人との関わり

社会的認知

しゃかいてきにんち · Social Cognition

他者や社会的な場面について、情報を受け取り、意味づけ、覚え、判断する働き。人や関係をどう理解するかに注目します。

人との関わり

ステレオタイプ

すてれおたいぷ · Stereotype

ある集団の人々に共通すると考えられた特徴についての、一般化した信念や期待。一人ひとりの違いを見落とすことがあります。

人との関わり

同調

どうちょう · Conformity

他者の意見や集団の基準に、判断や行動を近づけること。表面上合わせる場合と、自分の考えも変わる場合があります。

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心理学とは

心と行動を研究する学問です。この辞典の五つの分類は、探しやすさのための編集上の入口です。用語の定義、独自の架空例、分野をまたぐ接点を区別して掲載します。

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