ひとことでいうと
作業に使う情報を一時的に保ち、その情報を扱う働き。計算や文章理解など、覚えることと処理することが一緒に必要な場面に関わります。
たとえば、こんな場面
この辞典の独自の架空例
料理で「半量にする」と考えながら、元の材料の量を覚え、人数も確認していました。量を紙に書くと、元の数を頭に保ち続けなくても計算できます。これは容量の検査ではなく、作業の違いを見るための例です。
もう少し詳しく
暗算で途中の答えを保ちながら次の計算をするように、情報をただ置いておくだけでなく、使いながら保つ点が大切です。短時間の記憶を、一枚の入れ物だけで説明する考え方とは区別されます。
何をどれだけ扱えるかは課題や情報のまとまり方によります。すべての人に共通する固定の個数として決めず、実際に必要な作業から考えます。メモや表示を参照できる設計は、覚え続ける必要を整理する一つの方法です。
似たことばとの違い
ワーキングメモリ
短時間、情報を保ちながら操作する働きに注目します。
短期記憶
短い時間の保持に注目したことば。両者の定義や関係は理論によっても異なります。
よくある誤解
「何個までしか覚えられない」という数字を、情報の種類や条件を無視して当てはめないようにします。覚えにくさから一人の能力全体を判断することも避けます。
立ち止まって、考える
日常で気づくヒント
覚えたまま作業している条件を一つ、メモや一覧へ移せるか考えてみましょう。
正解を採点する問いではありません。自分の経験を振り返るための入口です。
出典と編集メモ
- APA Dictionary of Psychology · working memory ↗
American Psychological Association
確認した内容:短時間の保持と操作、短期記憶との関係
検索サービスに収録された当該項目の定義本文を確認。原著論文全文の確認ではありません。 確認日:2026-10-07
定義・説明は上記資料で扱う範囲を確認し、独自の日本語で執筆しました。日常例と問いは本辞典の創作で、原典の実験や効果の検証結果ではありません。関連する分野への接点も編集上の提案です。本文更新:2026-10-07。
