ひとことでいうと
たくさんの情報の中から、あるものに心の処理を向ける働き。自分から向ける場合も、音や動きなどに引きつけられる場合もあります。
たとえば、こんな場面
この辞典の独自の架空例
図書室で本を探していると、返却通知の音が鳴りました。探していた棚から画面へ視線が移り、どこまで見たかを確かめ直します。ここでは、本へ向けていた注意が音によって切り替わったと考えられます。
もう少し詳しく
何かに集中しているとき、ほかの情報には十分に処理を向けられないことがあります。注意を考える際は、意志の強さだけでなく、情報の目立ち方や取り組んでいる課題も見ます。
注意を向ける対象と、理解できた内容は同じではありません。見ていても意味をつかめない場合があります。AIで使うAttentionは情報間の関係を計算する仕組みで、人間の意識や注意そのものを備えるという意味ではありません。
似たことばとの違い
注意
情報の一部へ処理を向けること。
知覚
感覚から物や出来事をとらえること。見分けられる情報があっても、同時にすべてへ注意を向けるとは限りません。
よくある誤解
「気合いを入れれば全部に注意できる」とは言えません。また、注意がそれた一回の出来事だけで、その人の能力や特性を決めつけることはできません。
立ち止まって、考える
日常で気づくヒント
今の作業から目を離すきっかけを一つ挙げてみましょう。自分で選んだ切替か、外から引きつけられた切替かを考えます。
正解を採点する問いではありません。自分の経験を振り返るための入口です。
出典と編集メモ
- APA Dictionary of Psychology · attention ↗
American Psychological Association
確認した内容:注意の選択性と、自発的・非自発的な注意
検索サービスに収録された当該項目の定義本文を確認。原著論文全文の確認ではありません。 確認日:2026-10-07
定義・説明は上記資料で扱う範囲を確認し、独自の日本語で執筆しました。日常例と問いは本辞典の創作で、原典の実験や効果の検証結果ではありません。関連する分野への接点も編集上の提案です。本文更新:2026-10-07。
