ことば辞典ことばから、世界がひらく。心理学ことば辞典
藤の咲く丘の図書室。赤いスカーフと青緑のリュックの旅猫が入口の階段を上り、建物に入ろうとしている

知覚

ちかく · Perception

目や耳などから入る情報を、物や出来事としてまとまりをもってとらえる働き。刺激を受けるだけでなく、意味づける過程を含みます。

認知・記憶

本文更新:2026年10月7日

ひとことでいうと

目や耳などから入る情報を、物や出来事としてまとまりをもってとらえる働き。刺激を受けるだけでなく、意味づける過程を含みます。

たとえば、こんな場面

この辞典の独自の架空例

イベントの案内で、近くに並ぶ三つの項目を一組と受け取った人がいました。ところが主催者は、二つ目だけを別の案内にしたつもりでした。配置のまとまりが、内容のまとまりとして読まれた例です。

もう少し詳しく

紙の上の線を文字として読み、複数の音を誰かの声として聞き取るとき、感覚情報が組織化されています。知覚は、外の世界をそのまま写すというより、情報を区別し関係づける過程として理解できます。

視覚だけの話ではなく、聴覚や触覚などにも関わります。同じ刺激をどうとらえるかを考えることと、その人の性格を推測することは分けて扱います。

似たことばとの違い

知覚

情報が何であり、どうまとまるかをとらえること。

注意

多くの情報のどこへ処理を向けるかという働き。二つは関係しますが、同じ意味ではありません。

よくある誤解

見え方が違うからといって、どちらかが不注意とは限りません。配置や背景も確かめましょう。知覚の原則だけで、誰にでも同じ見え方を保証することはできません。

立ち止まって、考える

日常で気づくヒント

身近な案内で、近いから同じ組だと感じる箇所を探してみましょう。内容と配置のまとまりは一致していますか。

正解を採点する問いではありません。自分の経験を振り返るための入口です。

出典と編集メモ

  • APA Dictionary of Psychology · perception ↗

    American Psychological Association
    確認した内容:感覚情報の組織化・解釈を含む知覚の意味
    検索サービスに収録された当該項目の定義本文を確認。原著論文全文の確認ではありません。 確認日:2026-10-07

定義・説明は上記資料で扱う範囲を確認し、独自の日本語で執筆しました。日常例と問いは本辞典の創作で、原典の実験や効果の検証結果ではありません。関連する分野への接点も編集上の提案です。本文更新:2026-10-07。

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