ひとことで
自分にあるものを、相手のために差し出すこと。
仏教では財物を施すことだけでなく、教えを伝えること、不安を和らげることなども布施として説明されます。
暮らしの中で考える
お金をかけずに、手助けしたいとき。
困っている人に、時間を取って話を聞く、分かる情報を伝える、作業を少し手伝う。今、自分にあるものから助けを考えます。
相手が必要としているかを確かめ、できる量を伝えます。与えることが、相手の負担や自分の無理にならない方法を探す例です。
知っている道順を伝える、少し場所を空けるなど、差し出せるものは財物だけではありません。「何かしてあげたい」から「何が助けになるか」へ問いを変える例です。
ここでは、ことばを暮らしに結びつける一例として紹介します。
仏教での意味と背景
布施は修行の一つで、六波羅蜜にも数えられます。曹洞宗での四摂法の説明では、布施が愛語・利行・同事とともに紹介されています。
誤解しやすいところ
見返りを約束する取引ではありません。
与えれば必ず報われる、と結果を保証することはできません。寺院に渡す「お布施」という日常の用法だけで、布施の意味全体を説明することもできません。
今日、考えてみること
今、無理なく差し出せる時間や知識はありますか。
答えを急がず、思い浮かべてみてください。