ひとことで
穏やかな表情と、思いやりのあることば。
和顔は和らいだ顔、愛語は相手を思う言葉を表します。顔つきと言葉の両方から、人との関わりを考える語です。
暮らしの中で考える
人に声をかける前に。
忙しいとき、返事の内容は普通でも、表情や声の調子が強くなっていることがあります。相手を見る、ひと呼吸置くなど、一つだけ意識してみます。
いつも笑顔でいる義務ではありません。相手が話しやすくなる小さな工夫を、自分の余裕に合わせて試す例です。
「来てくれてありがとう。分からないところがあれば聞いてね」と迎える。笑顔を強制するのでなく、相手が話しやすい関わり方を考える例文です。
ここでは、ことばを暮らしに結びつける一例として紹介します。
仏教での意味と背景
本願寺派の解説では、『無量寿経』の菩薩のあり方を背景に紹介されています。後の大乗経典の文脈にある表現で、釈迦の最初の説法の用語として扱うわけではありません。
誤解しやすいところ
つらいときも笑顔を装う、という要求ではありません。
穏やかな表情を強制されたり、不快なことを何でも受け入れたりする意味にはしません。愛語だけの項目と重なる点もありますが、和顔愛語は表情と言葉を組み合わせた表現です。
今日、考えてみること
相手が話しやすくなる、無理のない工夫はありますか。
答えを急がず、思い浮かべてみてください。