ひとことで
暮らしの中で考える
みんなで使う場所を整えるとき。
自分の作業が終わったあと、次に使う人のために道具を戻したり、分かりにくかった手順を一行メモしたりします。
大きな犠牲を求めず、他の人が少し困りにくくなる工夫を一つ足す。他者の立場を、日々の判断に含める例です。
「助けたいけれど、今日は三十分なら手伝える」と伝えます。相手への配慮と、自分が続けられる条件を一緒に考える例文です。
ここでは、ことばを暮らしに結びつける一例として紹介します。
仏教での意味と背景
曹洞宗の四摂法では「利行」として、人の役に立つ行いが説明されています。利他と利行は関係する語ですが、すべての用法を同じ意味にまとめるわけではありません。
誤解しやすいところ
自分の利益をすべて捨てることではありません。
相手に良いはずだと一方的に決めると、かえって負担になることがあります。相手の希望と、自分が続けられる範囲の両方を確かめます。
今日、考えてみること
次にその場所を使う人に、できる小さな工夫はありますか。
答えを急がず、思い浮かべてみてください。