ひとことで
足りているものに気づき、欲望との距離を考える。
「足るを知る」と読むことばです。次々に欲しいものを増やす前に、すでにあるものと、実際に必要なものを見直します。
暮らしの中で考える
新しいものが欲しくなったとき。
人の持ち物を見て、今の自分のものが急に古く感じられることがあります。何に困っていて、買い替えると何が変わるのか、少し具体的にします。
必要なら購入し、困っていないならしばらく使ってみる。持たないことを競うのではなく、自分の暮らしに合う量を選ぶ例です。
「欲しいものはあるけれど、今の道具でも用事は足りている」と言ってみる。欲を押し込めるより、必要と比較を分けるための例文です。
ここでは、ことばを暮らしに結びつける一例として紹介します。
仏教での意味と背景
仏教では「少欲知足」として、求めることに振り回されない姿勢が重んじられます。参照した本願寺派の法話は、少欲知足を生活のバランスと結びつけて説明しています。
誤解しやすいところ
困窮や不公平を我慢させることばではありません。
食事、住まい、休息などの必要が満たされていない人に、「足るを知れ」と求めるのは適切ではありません。必要を確保することと、際限なく比較することを区別します。
今日、考えてみること
今日、すでに助けになっているものを一つ挙げるなら。
答えを急がず、思い浮かべてみてください。