ことば辞典ことばから、世界がひらく。仏教ことば辞典
袈裟を着た白と茶色の旅猫が、湖畔のお寺へ歩いていく後ろ姿
心との付き合い方

知足

ちそく

足りているものに気づき、欲望との距離を考える。

ひとことで

足りているものに気づき、欲望との距離を考える。

「足るを知る」と読むことばです。次々に欲しいものを増やす前に、すでにあるものと、実際に必要なものを見直します。

暮らしの中で考える

新しいものが欲しくなったとき。

人の持ち物を見て、今の自分のものが急に古く感じられることがあります。何に困っていて、買い替えると何が変わるのか、少し具体的にします。

必要なら購入し、困っていないならしばらく使ってみる。持たないことを競うのではなく、自分の暮らしに合う量を選ぶ例です。

「欲しいものはあるけれど、今の道具でも用事は足りている」と言ってみる。欲を押し込めるより、必要と比較を分けるための例文です。

ここでは、ことばを暮らしに結びつける一例として紹介します。

仏教での意味と背景

仏教では「少欲知足」として、求めることに振り回されない姿勢が重んじられます。参照した本願寺派の法話は、少欲知足を生活のバランスと結びつけて説明しています。

誤解しやすいところ

困窮や不公平を我慢させることばではありません。

食事、住まい、休息などの必要が満たされていない人に、「足るを知れ」と求めるのは適切ではありません。必要を確保することと、際限なく比較することを区別します。

今日、考えてみること

今日、すでに助けになっているものを一つ挙げるなら。

答えを急がず、思い浮かべてみてください。

出典

暮らしの例と問いかけは、編集上の提案です。解説は資料を参照してまとめており、経典の逐語訳ではありません。

更新:2026-10-05 / 編集方針

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