ひとことで
ものごとは、同じ状態にとどまらず変わり続ける。
条件によって生じたものは変化する、という見方です。身の回りのものだけでなく、自分の身体や心も含めて考えます。
暮らしの中で考える
いつもの毎日が変わるとき。
引っ越しや仕事の変化で、慣れた生活が失われると戸惑います。変わってしまった事実と、以前のままでいてほしかった気持ちを、分けて言葉にしてみます。
続けたい習慣を一つ残し、変化した環境に合うやり方を一つ試す。変化をすぐ好きになる必要はありません。今の条件に合わせて暮らしを組み直す入口になります。
たとえば、季節が変わって衣服を替えるように、生活も条件に合わせて調整できます。変化を認めることと、大切なものを粗末にすることは別です。
ここでは、ことばを暮らしに結びつける一例として紹介します。
仏教での意味と背景
仏教では「諸行無常」として、条件によって成り立つものの移り変わりを説きます。苦や無我と結びつき、変わるものに永続する安定を求める姿勢を問い直します。
誤解しやすいところ
「どうせ変わるから無意味」ではありません。
変わることと、価値がないことは別です。別れの悲しみを急いで消したり、他人に「無常だから仕方がない」と言って片づけたりするためのことばではありません。
今日、考えてみること
今、変わったことと、続いていることは何でしょう。
答えを急がず、思い浮かべてみてください。