ことば辞典ことばから、世界がひらく。仏教ことば辞典
袈裟を着た白と茶色の旅猫が、湖畔のお寺へ歩いていく後ろ姿
心との付き合い方

縁起

えんぎ

ものごとは、さまざまな条件の関わりで成り立つ。

ひとことで

ものごとは、さまざまな条件の関わりで成り立つ。

一つの出来事を、独立した原因だけで説明せず、支える条件やつながりから見る仏教の基本的な考え方です。

暮らしの中で考える

うまくいかなかった理由を考えるとき。

予定が遅れたとき、すぐ自分の能力だけを責めてしまうことがあります。使える時間、情報、協力、体調など、何が関わっていたかを書き出してみます。

自分が変えられる条件を一つ見つけ、次の予定に反映する。誰か一人を責める前に、出来事を支えている関係を見る例です。

たとえば一杯のお茶も、水、葉、道具、淹れる人の働きが合わさって届きます。一つだけを取り出して結果を説明できない、という見方の例です。

ここでは、ことばを暮らしに結びつける一例として紹介します。

仏教での意味と背景

縁起は、条件があることで生じ、条件がなくなることで滅するという関係を表します。苦がどう生じ、どう止むかという問いにも関わり、単なる人脈や幸運の話に限りません。

誤解しやすいところ

「縁があれば何でも起きる」という意味ではありません。

日常の「縁起がよい」と、教理としての縁起は使い方が異なります。また、あらゆる責任を周囲に移すことではなく、自分の行為も条件の一つとして考えます。

今日、考えてみること

今の暮らしを支える、見落としていた条件はありますか。

答えを急がず、思い浮かべてみてください。

出典

暮らしの例と問いかけは、編集上の提案です。解説は資料を参照してまとめており、経典の逐語訳ではありません。

更新:2026-10-05 / 編集方針

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