ことば辞典ことばから、世界がひらく。仏教ことば辞典
袈裟を着た白と茶色の旅猫が、湖畔のお寺へ歩いていく後ろ姿
仏教の始まり

四諦

したい

苦・その原因・止滅・そこへ至る道を示す、四つの真理。

ひとことで

苦・その原因・止滅・そこへ至る道を示す、四つの真理。

苦諦・集諦・滅諦・道諦という四つの側面から、苦とその解放を考える仏教の基本的な教えです。

このことばから見えてくること

苦を、原因と道まで含めて見る。

四諦は苦しいという事実だけで終わらず、何によって生じ、止むことはどういうことか、どのような実践があるかを示します。

問題を眺める視点が複数あることを知る入口になります。ただし、日常の問題解決の手順だけに置き換えると、宗教的な意味が抜け落ちます。

例えば、道に迷ったとき、迷っている事実を知り、原因を確かめ、行きたい場所を定め、道を選びます。四つの関係を考えるたとえで、道諦は八正道という仏教の実践に関わります。

仏教での意味と背景

集諦では渇愛など、苦を生む条件が説かれます。道諦には八正道が位置づけられ、四諦は初転法輪とも結びつけて伝えられます。

誤解しやすいところ

四つの項目を覚えるだけのチェックリストではありません。

仏教では、苦を理解し、その原因を断ち、止滅を実現し、道を実践するという課題に関わります。つらい出来事の原因を必ず本人の欲望に帰すためのものでもありません。

出典

暮らしの例と問いかけは、編集上の提案です。解説は資料を参照してまとめており、経典の逐語訳ではありません。

更新:2026-10-05 / 編集方針

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