ことば辞典ことばから、世界がひらく。仏教ことば辞典
袈裟を着た白と茶色の旅猫が、湖畔のお寺へ歩いていく後ろ姿
仏教の始まり

涅槃

ねはん

煩悩が静まり、苦から解放されたあり方。

ひとことで

煩悩が静まり、苦から解放されたあり方。

涅槃はニルヴァーナなどの音写です。火が消えることにたとえられ、仏教の実践が目指す解放を表します。

このことばから見えてくること

苦の理解が、解放の問いにつながる。

涅槃を知ると、仏教の目的が、日々を少し快適にすることだけにはとどまらないと分かります。

苦や煩悩を知る語から、苦の止滅という語へつながり、四諦全体の見方を深める入口になります。

火が燃料を失って鎮まるというたとえは、苦を強める働きが止む方向を考える助けになります。火が消えるから人の存在もなくなる、という意味にはしません。

仏教での意味と背景

仏教では輪廻からの解放とも結びつけられます。釈迦の死を入滅や般涅槃として語る用法もあり、文脈を確かめる必要があります。

誤解しやすいところ

天国や、単に死ぬことの言い換えではありません。

一時的に気分が落ち着くことだけを指すとも限りません。釈迦の生涯の最後を描く涅槃図の用法と、実践が目指す涅槃の意味を分けて読みます。

出典

暮らしの例と問いかけは、編集上の提案です。解説は資料を参照してまとめており、経典の逐語訳ではありません。

更新:2026-10-05 / 編集方針

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