ことば辞典ことばから、世界がひらく。仏教ことば辞典
袈裟を着た白と茶色の旅猫が、湖畔のお寺へ歩いていく後ろ姿
心との付き合い方

智慧

ちえ

ものごとのあり方を見きわめ、思い込みを越えて理解する力。

ひとことで

ものごとのあり方を見きわめ、思い込みを越えて理解する力。

知識の量だけでなく、苦やその条件、無常や無我などを理解することに関わる仏教の語です。

暮らしの中で考える

一つの見方で人を決めてしまいそうなとき。

約束に遅れた人を、だらしない人だと決めたくなることがあります。分かっている事実と、自分が補った想像を分けてみます。

事情を聞いたうえで、次に必要な約束を話す。知ったつもりにならず、状況を見直す暮らしの例です。

料理がうまくいかないとき、手順を覚えるだけでなく、火加減や材料の状態を見る必要があります。情報の量と、条件を見極める理解の違いを考えるたとえです。

ここでは、ことばを暮らしに結びつける一例として紹介します。

仏教での意味と背景

智慧は般若とも結びつけて語られます。仏教では、苦からの解放に関わる理解として重んじられ、慈悲とともに大切にされます。

誤解しやすいところ

頭のよさを競うことばではありません。

知識が多いことや、他人の誤りをすぐ指摘できることだけを意味しません。暮らしの判断の例と、仏教の覚りに関わる智慧とは範囲が異なります。

今日、考えてみること

今の判断に、確かめていない前提はありますか。

答えを急がず、思い浮かべてみてください。

出典

暮らしの例と問いかけは、編集上の提案です。解説は資料を参照してまとめており、経典の逐語訳ではありません。

更新:2026-10-05 / 編集方針

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