ひとことで
生老病死をはじめ、思いどおりにならない苦を整理したことば。
四苦は生・老・病・死。八苦は、それらに別れ、望まない出会い、求めても得られないこと、心身のあり方に関わる苦を加えます。
暮らしの中で考える
困りごとが重なっているとき。
何もかもうまくいかない、と感じるとき、身体の不調、別れ、叶わない願いなどに分けてみます。全部を一度に解決しようとしなくても、今扱えることが見えやすくなります。
誰かに助けを求めること、今日は休むことなど、苦の種類に合う次の一歩を考える例です。
例えば、会いたい人と別れるのは愛別離苦、会いたくない人と会うのは怨憎会苦です。対照して読むと、どちらも出会いを完全には選べないことに関わると分かります。
ここでは、ことばを暮らしに結びつける一例として紹介します。
仏教での意味と背景
八苦には愛別離苦・怨憎会苦・求不得苦・五陰盛苦が数えられます。最後の項は五蘊など、心身を構成するものに関わる苦を指す説明がなされます。
誤解しやすいところ
苦しみを人と比べるための分類ではありません。
当てはまる項目が多いほど立派、つらい人は必ず全部経験する、といった採点には使いません。日常の「大変苦労する」という慣用表現とは、説明の範囲が異なります。
今日、考えてみること
今の困りごとを分けると、まず何に手をつけられそうですか。
答えを急がず、思い浮かべてみてください。