ことば辞典ことばから、世界がひらく。仏教ことば辞典
袈裟を着た白と茶色の旅猫が、湖畔のお寺へ歩いていく後ろ姿
苦しみと日々の営み

不放逸

ふほういつ

大切な行いを見失わず、気を配って取り組むこと。

ひとことで

大切な行いを見失わず、気を配って取り組むこと。

不放逸は、善い行いを怠らず、心や行動に注意を向けるあり方を表します。単に活動量を増やすこととは異なります。

暮らしの中で考える

後回しにしている約束があるとき。

大事だと分かっていても、連絡や確認を先延ばしにすることがあります。今すぐ全部終えるのではなく、いつ、何をするかを具体的にしてみます。

一つの約束を手帳に入れ、終えたら見直す。大切なことに気づき続ける暮らしの例です。

「送る前に一度確認する」と決めておく。間違いを絶対に起こさない約束ではなく、気づいたときに注意を戻すための小さな習慣の例です。

ここでは、ことばを暮らしに結びつける一例として紹介します。

仏教での意味と背景

仏教では放逸を離れる姿勢が重んじられ、釈迦の最後の教えに結びつけて語られることもあります。参照した現代上座仏教の法話では、不放逸を心の管理と関連づけて説明しています。

誤解しやすいところ

四六時中緊張することではありません。

気を配ることと、不安で自分を監視し続けることは同じではありません。休息の必要に気づくことも、暮らしで大切なことを見失わない一例になります。

今日、考えてみること

後回しの中に、本当に大切な一つはありますか。

答えを急がず、思い浮かべてみてください。

出典

暮らしの例と問いかけは、編集上の提案です。解説は資料を参照してまとめており、経典の逐語訳ではありません。

更新:2026-10-05 / 編集方針

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