ポータルの旅猫がデザインを学ぶ、夕暮れのアトリエ

余白

White space / Negative space

要素を置かない部分を活かして、情報のまとまりや読みやすさをつくる設計です。

構図・レイアウト

意味

文字や形、物と物のあいだに残す空間です。余白は単なる空きではなく、要素どうしの関係を示し、視線を休ませ、主役を際立たせる役割を持ちます。紙面だけでなく、製品の形のまわりや、空間の中にも生まれます。

かんたんに言うと

何も置かないところも、デザインの一部です。文字や写真のまわりに間をつくると、主役や情報のまとまりが伝わります。

具体例

余白は、さまざまな場面で使われています。

紙面のまわり

本文の外側に余裕を残すと、視線が落ち着き、文章を追いやすくなります。

商品パッケージ

商品名のまわりを広く取り、たくさんの商品が並んでも見つけやすくします。

展示の案内

項目どうしの間隔を変え、情報のまとまりを見分けやすくします。

見て、試して、確かめる

位置と間隔だけを変える

左右は同じ文字・色・書体の展示案内です。要素の間隔を変えただけで、情報のまとまりがどう変わるか見比べてください。

比較A間隔が詰まった案

タイトル、日時、会場が近く、どこで情報が切り替わるか見分けにくい配置です。

比較Bまとまりを分けた案

タイトルの周りと、日時・会場の間に違う大きさの余白をつくりました。

01自分で試す

紙に「小さな展覧会・10月12日〜15日・市民ギャラリー・入場無料」を書き、間隔だけを変えた2案をつくってください。

変えるのはここだけ文字の大きさ、色、内容は変えません。見出しと案内情報の距離を調整します。

02自分で確かめる

できた案を見ながら確認します。正解を採点するチェックではありません。

案を見直すヒント

誰かに案を見せ、最初に何を読み、次にどこへ目が移ったか聞いてみましょう。意図と違えば間隔を調整します。

理解のポイント

1まとまりをつくる

関係する情報は近づけ、異なる情報の間を広くします。

2主役を見せる

見せたい要素のまわりに余白を設けて、視線を集めます。

3量と形を考える

余白を増やすだけでなく、位置とバランスを確認します。

余白の量だけでなく、どの要素の近くに、どんな形で残すかを考えます。近い要素は同じまとまりとして見えやすくなります。

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