もう少し詳しく

プログラムでは繰り返し処理全般を指します。AIエージェントでは「次の行動を決める → ツールを実行する → 結果を受け取る → 次を判断する」という流れがループになります。毎回同じ操作をするとは限りません。

AIのループは、結果を観察して次の行動を変えるフィードバック制御として捉えられます。ループの各段階で入力と出力を記録し、成功条件、再試行条件、異常時の退避先を定義すると、無限実行や誤操作を抑えられます。

HISTORY

開発された年代と歴史

この用語を大きな流れで見ると、1950年代〜現在に発展してきました。

  1. 1950年代高水準言語の反復構文が、同じ処理を条件付きで繰り返す基本構造になった。
  2. 1970〜90年代イベントループ、制御ループ、学習ループなど分野別の用法が定着。
  3. 2020年代LLMエージェントの計画・実行・観測・再試行の循環を表す。

キーマン・関わった研究者

Grace Hopperら高水準言語の先駆者、制御工学・ソフトウェア開発者

技術の変遷

命令列 → 条件付き反復 → 観測と再計画を含むエージェントループ

理解のポイント

  • 行動を決め、実行結果を受け取り、次の行動を判断する循環です。毎回同じ処理になるとは限りません。
  • 一度だけのツール実行と違い、前の結果が次の判断材料になる点に注目します。
  • 誤りを繰り返す場合もあるため、完了条件に加えて回数や時間の上限を決めます。
FOR EXAMPLE

たとえば、こんな場面で

コードを修正してテストを実行し、失敗したら結果を読んで再修正する流れを、終了条件まで繰り返します。

覚えておきたいこと

繰り返すだけで正解に近づくとは限りません。回数・時間などの上限と、完了や中止を判断する条件が必要です。

参考資料

Anthropic — Building effective agents